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AnsirStudio/self-distiller

散らばった素材から「その人自身」の情報を蒸留し、構造化された再利用可能なマークダウンアイデンティティ層とコンパクトなプロファイルカードをエージェント向けに生成します。Karpathy氏のLLM Wikiとhonchoプロジェクトに着想を得ています。

self-distiller とは?

このスキルは、AIエージェント(Claude Code、Cursor、Codexなど)がユーザー自身に関する情報を効率的に管理・活用するためのものです。`raw/`フォルダ内のチャットログや記事、アイデアなどの断片的な素材から、原子的事実を抽出し、`self/`フォルダに5つのマークダウンファイル(observations.md、identity.md、preferences.md、now.md、profile.md)として構造化・集約します。特に、観察結果は追記専用で保存され、人間による確認ゲートを経てから恒久的なプロファイルに昇格するため、プライバシーと正確性が重視されています。最終成果物であるprofile.mdは約150トークンのコンパクトな名刺となり、他のエージェントのカスタム指示にコピーして利用できます。このスキルは個別素材の蒸留(書き込み)に特化しており、クエリ応答や定時実行は他のスキルやプロジェクトポリシーに委ねます。

対応✓Claude Code~Codex CLI~Cursor
npx skills add AnsirStudio/self-distiller

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ドキュメント

self-distiller —— 個人アイデンティティ蒸留操作マニュアル

散らばった素材から「その人自身」に関する情報を、構造化・再利用可能・トレーサブルなマークダウンアイデンティティ層に蒸留します。

これが行うのはただ一つ:蒸留(書き込み)。 入力 = raw/ 内の素材;出力 = self/ への5点セットの書き込み。クエリ/QAは担当しません——「このプロファイルを使って質問に答える」は別のスキルまたはプロジェクトのCLAUDE.mdの範囲であり、本マニュアルの対象外です。 自動で定時実行されるものではありません。 整理/マージは呼び出されたときに実行される操作です(§3参照)。定期的に実行するかどうかは、スケジューリングやプロジェクト戦略に委ねられ、本スキルの責任ではありません。 言語: ユーザーの好みの言語で記述します。プライバシー: アイデンティティ情報は機密性が高いため、リポジトリは非公開にすべきです。 独立性: 「ユーザー本人」に関する事実のみを扱います;他のスキルの存在を知らず、依存もしません。

0. 初回実行:事前チェック + ディレクトリ構築(冪等)

不足があれば補い、既存はスキップ。templates/ からテンプレートをコピー:

<プロジェクトルート>/
├── self/                 # アイデンティティ層(本スキルが書き込み)
│   ├── observations.md   # 真実の源泉:追記専用の原子的事実ストリーム
│   ├── identity.md       # 安定したアイデンティティと性格
│   ├── preferences.md    # 好み(各項目に適用範囲を明記)
│   ├── now.md            # 現在の関心事(新しい値で置き換えられる)
│   └── profile.md        # 圧縮名刺(≈150トークン、出力用)
└── raw/                  # 素材ソース(読み取り専用、完全なツリー、なければ作成)
    ├── inbox/            # 新しい素材はまずここに;蒸留後にクリア
    ├── chats/ articles/ research/ videos/ papers/ work/ ideas/ design/   # research/=検索/深掘りレポート
    └── attachment/       # 画像/メディア(mdが参照)

自己に関する事実はあらゆるソース(会話、動画、過去の提案書、デザインコレクション)から得られる可能性があり、チャットだけに限りません。

1. ワークフロー:DISTILL(蒸留)

各蒸留は以下の順序で行います:

  1. raw/ をスキャン(特に inbox/)、ソースごとに処理。
  2. 関連性を判断:この素材に「その人自身」に関する情報があるか? なければスキップ(それは純粋な客観的知識であり、本スキルの対象外)。
  3. 原子的事実を抽出(核心、§2参照):内容から、その人に関する明示的事実 + 推測される性格/好みを抽出。
  4. observations.md に書き込み:各原子的事実は追記専用で、ソース + 日付 + explicit/inferred タグを付与。古いエントリは決して書き換えません。
  5. 人間確認ゲート(§4参照):「identity/preferences/now に追加すべき項目」を本人に確認のためリストアップし、承認後初めて恒久化。
  6. ルーティング(§3参照):確認後の事実を該当ページ(identity / preferences / now)に統合。
  7. profile.md を更新:圧縮名刺(≈150トークン)を再生成。
  8. 記録を残す:observations.md の上部またはプロジェクトの log.md に、今回追加/更新した内容を記載。
  9. inbox/ をクリア = 今回のバッチは蒸留済み(注:蒸留済み ≠ 確認済み、verified は本人がスタンプ)。

整理(マージ)は同一ワークフローの「バッチ版」:「プロファイルを整理して」と呼ばれた場合、1–2をスキップし、observations.md 全体に対して§3の統合、重複除去、新しい値による古い値の置き換え(now)、期限切れ項目のマーク(削除はしない)を実行します。

2. 蒸留方法:素材から人を分析する(核心)

これが本スキルの要です。コンテンツを読むとき、以下の方法で「この人が誰か」を抽出します。

2.1 2種類の事実

  • explicit(明示的):本人が直接述べたもの。例:「私は服飾デザイン専攻です」 → [explicit] 服飾デザインを学んだ。
  • inferred(推測):言動パターンから推測される性格/価値観/美的感覚。根拠とconfidenceを必ず記載。例:低彩度の配色を繰り返し収集 → [inferred, conf=medium] 美的感覚は低彩度/モランディ色調を好む、根拠:同種の配色を繰り返し収集。

2.2 抽出記述ルール

  • 原子的で自己完結:1つのエントリは1つの事実のみ、単独でも理解できる(「この人は今回の面接に緊張している」、「とても緊張している」ではない)。
  • 絶対日付(2026年6月16日、「昨日」ではない)。
  • 正しい帰属:本人の事実は本人に帰属;他人の発言を本人のものとしない。
  • ソース付与:ソース:[[raw/chats/...]]。
  • ソース単位で重複排除:書き込み前にgrepでソースを確認し、同一ソースの同一事実は1回のみ記録。

2.3 分析の次元(素材からこれらのシグナルを探す)

コンテンツを読む際、以下の次元で能動的に手がかりを探します(詳細表は reference.md 参照):

  • アイデンティティ背景:職業、教育、経歴、所在地。
  • 価値観/原則:何を重視し、何を嫌い、選択の根拠は何か。
  • 性格特性:どのように反応し、表現スタイル、感情パターン(例:思考が散らばりやすい、制御を追求する、慎重/果断)。
  • 思考方法:どのように推論し、決定を下し、どこで詰まりやすいか。
  • 好み(適用範囲を明記):コミュニケーション / 仕事 / 学習 / デザインの美的感覚。
  • 現在の関心事:何に取り組んでいるか、近い目標(→ now、変わりやすい)。
  • 美的傾向:何に繰り返し惹かれるか(配色/レイアウト/スタイル)。

2.4 ガードレール

  • 過度な推測をしない:根拠が薄い性格判断は conf=low とマークするか、まずは書かない。無いなら創作しない。
  • 決して捏造しない:情報がなければ ___ のままにし、想像で補わない。
  • センシティブな内容は§4の人間確認を経てから書き込み、無言では書き込まない。

3. ルーティング:どの事実をどのページに

  • observations.md —— 全ての原子的事実がまずここに入る(真実の源泉、追記専用)。
  • identity.md —— 安定したアイデンティティと性格(エバーグリーン)。
  • preferences.md —— 好み、各項目に適用範囲を明記(汎用/コード/ライティング/デザイン美/コミュニケーション/学習)。
  • now.md —— 現在の関心事(揮発性、新しい値が古い値を置き換え、古いものは「以前取り組んでいたこと」に移動、削除しない)。
  • profile.md —— 上記3ページから蒸留された圧縮名刺。安定していて回答に役立つものだけを選び、≈150トークン。

4. 人間確認ゲート(ナレッジベースより厳格)

アイデンティティ情報は機密性が高く、誤って記述されやすい:抽出された事実(特に推測された性格判断)は、まず本人に確認のためにリストアップしてから恒久化する;全てのページは verified: false で、本人だけがtrueに変更できる。

5. クロスエージェント利用(蒸留には含まれないが、出力の説明のみ)

profile.md が出力:任意のエージェントのカスタム指示にコピーして使用可能。量の原則:常にprofile(L0)のみ持ち運ぶ;シナリオに応じて関連する好み(L1)を追加;完全なobservationsは必要なときだけ検索し、全体注入はしない(L2)。真の「このプロファイルを使って質問に答える」は別のスキルの役割であり、本マニュアルの対象外です。


  • 詳細な分析次元、事実分類、フロントマター仕様 → reference.md 参照
  • 5点セットの空テンプレート → templates/ 参照
  • 完全な蒸留例(会話 → 抽出 → アーカイブ) → examples/ 参照

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