agent-architect は何をしますか?
AIコーディングツールを使って、フォルダとマークダウンだけで、カスタムツールなしにマルチマイクロサービスシステムを構築します。
概要
このスキルは、AIエージェント(Claude Code, Cursor, Codexなど)が、複雑なビルドツールや設定ファイルに依存せず、標準的なフォルダ構造とマークダウンドキュメントだけを使って、スケーラブルなマルチマイクロサービスシステムを設計・生成・管理するための方法論を提供します。
目的
- 複数のマイクロサービスからなるシステムを、最小限のツールチェーンで迅速にプロトタイピング・構築する。
- AIエージェントが自然に理解できるフォルダ構造とマークダウン形式で、システム全体の定義と管理を一元化する。
- 開発者がアーキテクチャとビジネスロジックに集中できるようにする。
アーキテクチャ
- プロジェクトルート:
./ - 各マイクロサービスは、プロジェクトルート直下の独立したフォルダとして表現されます。
- 例:
./user-service/,./order-service/,./payment-service/ - システム全体の設計図は、プロジェクトルートの
ARCHITECTURE.mdに記述されます。 - 各サービスの詳細は、そのサービスフォルダ内の
SERVICE.mdまたはREADME.mdに記述されます。
ワークフロー
- 初期設計:
ARCHITECTURE.mdにシステム全体のアーキテクチャ(サービス一覧、サービス間の関係、データフロー)を記述します。 - サービス生成: AIエージェントが
ARCHITECTURE.mdを読み、各サービスフォルダと対応するSERVICE.mdを生成します。 - 実装: AIエージェントが
SERVICE.mdに基づいて、各サービスのコード(APIエンドポイント、データモデル、ビジネスロジックなど)を生成・修正します。 - 進化: 新しいサービスが必要になった場合、
ARCHITECTURE.mdを更新し、同様の手順でサービスを追加します。
利点
- ツール非依存: Claude Code, Cursor, Codexなど、あらゆるAIコーディングツールで動作します。
- シンプル: 特別なSDKやプラグインは不要。フォルダとマークダウンだけです。
- 透明性: システム設計が明確に文書化され、人間とAIの両方が理解しやすい。
- 拡張性: サービスを追加するだけでシステムを拡張できる。
制約
- このアプローチは、比較的小規模から中規模のマイクロサービスシステムに最適です。大規模で複雑な依存関係を持つシステムには、より強力なツールが必要になる場合があります。
- サービス間の通信プロトコルやデータ永続化の細かい設定については、別途定義が必要です(例:
docker-compose.yml)。
使用例
プロジェクトルートの ARCHITECTURE.md:
# システムアーキテクチャ
## サービス一覧
- `user-service`: ユーザー管理(登録、認証、プロフィール)
- `order-service`: 注文管理(作成、更新、ステータス管理)
- `payment-service`: 決済処理(支払い、返金)
## サービス間関係
- `order-service` は `user-service` を呼び出してユーザー情報を取得する。
- `order-service` は `payment-service` を呼び出して決済を実行する。